≪5月27日≫
抱卵12日目
巣台の上だから、安心してられるよ
↑今日はバッチリの横顔です
ツバメは人工的な建造物に営巣しますよね
人が造る建物は歴史とともに変化してきました
特に近年の建造物の形式や材質の変化は著しく
ツバメはそんな環境の変化に十分に対応できているのでしょうか
豊かな田園地帯が広がってツバメが多く飛来する地域でも
今ではもう昔ながらの開放的な土間はなくなり、
閉鎖的な造りの家屋が増え、また清潔志向が強くなり
汚されることを嫌ってツバメを閉め出す家も増えているでしょう。
近年の家屋の建材の外壁は泥が馴染みにくいものが多くなっています。
ツバメの巣は泥でできています。
と言うことは、雨のあたるところでの営巣は不可能なのです
軒先などの雨を避けられる場所に巣を作ったとしても
泥が馴染みにくい外壁に造られた巣はとても心もとない上に
風雨が強いときには、水に弱い巣は壊れてしまうかもしれません
ツバメの巣の落下を防ぐために、ツバメが来るお宅では
ぜひ巣台を作ってくださることをお願いしたいと思うのです。
前年に営巣した場所に設置しておくと必ず利用してくれると思います。
巣台があるととっても安心して見ていられますよ
そして、どうか、ツバメがやってきたら
汚れるからと追い払ったりせずに、暖かく歓迎してあげてくださいね。
私自身は、家の中に巣があっても汚れが気になったことはありません。
毎日、巣の下の新聞紙を交換すること、あとはいつもどおり掃除機をかけ
雑巾で周囲をふけばなおOK
最近は家屋に組み込まれたり隣接して屋根のある駐車場に
出入りしているツバメをよく見かけるように思います。
昔の開放的な土間のイメージに近いものがあるようにも思います。
どうか車に糞が落ちるからと言って追い払ったりしないで、
糞避けの工夫をしてあげてくださいね。
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